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今回は、柴犬モフと赤ちゃんが京都へ旅行に行った日記です♪
どんなものを見て、何を食べたのでしょうか?(^^)
第一章|新幹線に揺られて、はじめての京都へ
朝の静かなホーム。
ぽっちゃりした茶色い柴犬モフと赤ちゃんは、新幹線の座席に並んで座っている。赤ちゃんは窓の外を流れていく景色に釘付けで、モフはというと、旅の気配を察してか、いつもより少しだけ胸を張っている。
新幹線が走り出すと、車内には心地よい振動と低い音が満ちてきた。赤ちゃんはほどなくして夢の世界へ。モフはそんな寝顔をちらりと見て、「もうすぐ着くよ」とでも言うように、そっと鼻先を近づけた。
目的地は、歴史とやさしさが静かに息づく 京都。
今日という一日は、ここから、ゆっくりと始まる。

第二章|早朝の花街を、ふたりでおさんぽ
まだ観光客の姿も少ない早朝の花街。
赤ちゃんと柴犬モフは、いつの間にか舞妓の姿に着替えている。
石畳は少しだけ朝露に濡れていて、空気はひんやりと澄んでいる。赤ちゃんは小さな足で一歩ずつ確かめるように歩き、モフはその隣で、同じ速度で歩調を合わせていた。
格子戸の向こうから、かすかに聞こえる生活の音。
静かな町の中で、二人の足音だけが、規則正しく響いていく。赤ちゃんは振り返ってはにこっと笑い、モフは尻尾をふわりと揺らして応える。言葉はなくても、気持ちはちゃんと伝わっていた。

第三章|神社でお参り。舞妓姿の赤ちゃんと、首をかしげるモフ
やがて辿り着いたのは、ひっそりと佇む小さな神社。
小さな手を胸の前でそっと合わせ、モフも隣で背筋を伸ばす。
「今日もいい一日になりますように」
そんな願いが、朝の空気に静かに溶けていく。
おみくじを引く赤ちゃん。紙を開いてじっと見つめるその横で、モフは不思議そうに首をかしげる。意味は分からなくても、なぜだか今日は、きっと良い一日になる——そんな予感だけは、二人の間に確かにあった。

第四章|人力車と、金色に輝くお寺
次に乗ったのは人力車。
赤ちゃんは揺れる景色に大はしゃぎで、モフは風になびく耳をぱたぱたと揺らしながら、少し誇らしげな顔をしている。人力車の進むテンポは、時間までもゆっくりにしてくれるようだった。
そして現れた、まばゆいほどの金色——
目の前に広がるのは、静かに輝く 金閣寺。
水面に映るその姿に、赤ちゃんは言葉を失い、モフは目をまんまるにして動かなくなった。
黄金の光は、今日という一日を、さらに特別なものへと変えていった。

第五章|清水の舞台からの景色に、大はしゃぎ
続いて訪れたのは、見晴らしのよい 清水寺。
高い舞台から見下ろす京都の街に、赤ちゃんは大興奮。
「たかい!」「すごい!」
小さな声にならない声をあげて、身を乗り出すようにして景色を眺めている。モフも前足をそっと柵にかけて、遠くまで続く町並みに見入っていた。
この景色も、今日の思い出のひとつになる。
そう思うと、胸の中がほんのり温かくなった。

第六章|ふたりで分け合う、抹茶ソフトの時間
たくさん歩いたあとのご褒美は、抹茶ソフト。
赤ちゃんは両手で大切そうにコーンを持ち、垂れてくる抹茶に慌てながらも、なんだかとても嬉しそうだ。
モフはその横で、赤ちゃんと一緒に抹茶ソフトを美味しそうに食べている。
ふたりは会話はできずとも
「おいしいね!」
と言い合っているようだった。
ひんやり甘く、ほろ苦い京都の味。
それは、今日という一日のやさしい締めくくりの味でした。

第七章|夕暮れ、ベンチで眠る赤ちゃんと、動かないモフ
夕方の風が、少しだけ涼しくなってきた頃。
ベンチに腰掛けた赤ちゃんは、いつの間にかモフにもたれかかって、すやすやと眠ってしまっていた。
小さな寝息と、伝わってくる体温。
モフは動かないように、じっとその場で体を支えながら、オレンジ色に染まる空を見上げている。
今日一日が、ゆっくりと胸の中にしまわれていく。

最終章|夜の京都を歩きながら、楽しかった一日を胸に
夜の京都は、昼とはまったく違う顔を見せてくれる。
柔らかな灯り、静かな路地、遠くから聞こえる人の声。
赤ちゃんはまだモフの背中に顔をうずめたまま。
モフは一歩ずつ、確かめるように歩きながら、今日の出来事をひとつひとつ思い返していた。
新幹線で来た京都。
花街のおさんぽ、神社のお参り、人力車、金色のお寺、高い舞台、抹茶ソフト、夕暮れのぬくもり。
どれも、忘れたくない大切な思い出。
今日も、いい一日でした。




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