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犬と赤ちゃんが同じ家で暮らすとき、もっとも多く寄せられる悩みが
「抜け毛」と「アレルギー」。
とくに柴犬などダブルコートの犬種は、季節の換毛期になると想像以上の量の毛が舞い、
赤ちゃんの鼻・口・手に触れやすくなります。
「掃除してもすぐ毛が落ちている」
「赤ちゃんが犬アレルギーにならないか不安」
――こんな悩みを持つ家庭は少なくありません。
そこで本記事では、犬の毛対策＆アレルギー対策を“今日からできるレベル”で完全まとめ。
掃除方法から空気環境、犬のケア、赤ちゃんの行動対策まで網羅した保存版ガイドです。
① 抜け毛の原因を知る｜対策の第一歩は理解から
犬の毛は大きく「換毛期」と「通年の抜け毛」に分かれます。
● 換毛期（春・秋）
冬毛 → 夏毛へ、夏毛 → 冬毛へと変わる時期。
柴犬の場合、一度に大量の毛が抜けるため、部屋中にふわふわ舞うことも。
● 通年の抜け毛
体温調整・古い毛の脱落で日常的に落ちる毛。
抜け毛の理由を知ることで、
「今日は特に掃除を強化すべき日」
「ブラッシングを増やすべき時期」
など判断がしやすくなります。
② ブラッシングは“抜ける前に取る”が鉄則
抜け毛対策の基本は ブラッシングの質と頻度。
部屋に落ちる前に毛を取ることで、赤ちゃんへの接触を大幅に減らせます。
● ブラッシングのコツ
・換毛期は1日1回
・通常時は週2〜3回
・外またはシートの上で行う
・最後に乾いたタオルで全身を拭く
●おすすめブラシ
・抜け毛取り用のファーミネーター
・ソフトピンブラシ（肌に優しい）
・ラバーブラシ（仕上げに最適）
ブラッシング前に軽く霧吹きをすると毛の舞い散りを防げます。
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③ 部屋の“毛が溜まりやすい場所”を把握する
赤ちゃんの行動範囲と、犬の毛が溜まりやすい場所にはクセがあります。
■ 毛が溜まりやすい場所
・ソファの下
・カーペットの縁
・プレイマットの隙間
・ベビーベッド周囲
・カーテンの裾
・空気清浄機の裏側
特にプレイマットの境目は要注意。
赤ちゃんが触って口に持っていきやすいため、毎日短時間でOKなのでふき取りが効果的です。
④ 掃除は“コロコロ → 掃除機 → 拭き掃除”の三段構え
抜け毛対策の掃除は順番が命です。
✔ コロコロ
最も毛が取れるのは実はコロコロ。
プレイマット・ソファ・カーペット表面はコロコロが最強です。
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✔ 掃除機
大きな毛やホコリを吸い取る役割。
排気の少ないサイクロン式やHEPAフィルター搭載モデルが◎。
✔ 拭き掃除
フローリングの舞い毛をしっかりキャッチ。
ウェットシートや水拭きで仕上げます。
**「コロコロ優先 → 掃除機 → 拭き掃除」**の流れは、
毛が舞うのを防ぐための正しい順番です。
⑤ 空気清浄機は“犬と赤ちゃんの間”に置くのがベスト
空気清浄機はアレルギー対策で非常に効果的ですが、
置く場所を間違えると効果が半減します。
最適な位置は、
“犬の生活スペースと赤ちゃんの生活スペースの中間地点”。
理由：
・犬の毛やフケを吸い取りやすい
・赤ちゃんの呼吸ゾーンに毛が届きにくくなる
HEPAフィルター搭載のものは、アレルゲンの除去率が高くおすすめです。
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⑥ 犬のシャンプー・ケアは“頻度より質”が大切
シャンプーを頻繁にすると皮膚を痛めることがあります。
犬の皮膚は人間の1/3ほどの薄さでデリケートだからです。
●おすすめのケア方法
・換毛期：月1〜2回のシャンプー
・通常時：月1回
・シャンプー後はしっかり乾かして毛を残さない
・肉球や耳のケアも定期的に
シャンプー後に追加のブラッシングをすると、
その日の抜け毛量が激減します。
⑦ 犬の寝床を定期的に洗うだけで毛量が激減する
犬のベッド・ブランケットは、毛とアレルゲンの“本体”ともいえる場所。
ここを清潔にするだけで家全体の毛の飛び散りが減ります。
洗う頻度の目安：
・換毛期：週1
・通常時：2週間に1回
乾燥機を使うと毛がよく取れ、仕上がりが衛生的です。
⑧ 赤ちゃんのアレルギーを防ぐための環境づくり
赤ちゃんの免疫は非常に未熟。
犬の毛だけでなく、フケ・唾液・ほこりが複合的に刺激となりアレルギーが起きます。
■ 対策例
・プレイマットをこまめに拭く
・赤ちゃんの手足を定期的に洗う
・床のおもちゃは毎日1回ふき取り
・換気をしっかり行う
・毛がつきやすい布製品を減らす
「清潔な床づくり」が最大のアレルギー対策です。
⑨ 犬と赤ちゃんを触れ合わせる時間は“短時間から”
免疫が弱い赤ちゃんと、毛が抜ける犬。
触れ合いはとてもかわいい瞬間ですが、最初は短時間から始めるのが正解。
・赤ちゃんが毛を握ってしまう
・犬がストレスで体をブルブル振る
・赤ちゃんが犬の唾液を触る
これらはよくある行動で、長時間の接触で増えがちです。
触れ合い → 手洗い → 空気清浄機稼働 → 休憩
この流れをルーティンにするとトラブルが大幅に減ります。
⑩ 家族で“アレルギールール”を統一する
どんなに良い対策をしても、家族全員が同じルールに従わないと効果は半減します。
例：
・犬のブラッシングは必ず外かシートの上で
・赤ちゃんの食べこぼしを放置しない
・犬のおもちゃは赤ちゃんエリアに置かない
・犬のベッドはこまめに洗う
・空気清浄機は24時間稼働
全員が同じ行動を取れれば、
家全体の毛・アレルゲン量が安定し、赤ちゃんの健康も守られます。
まとめ｜“空気・床・犬のケア”の3つを整えれば安全な暮らしが叶う
犬の毛対策＆アレルギー対策は、完璧を目指す必要はありません。
大切なのは、
① 空気環境 ② 床環境 ③ 犬のケア
この３つだけ。
✔ ブラッシングで下準備
✔ コロコロ→掃除機→拭き掃除の三段構え
✔ 空気清浄機で空気をきれいに
✔ 赤ちゃんの行動範囲は常に清潔に
✔ 家族でルール共有
これだけで、驚くほど毛が減り、アレルギー対策も大きく前進します。
赤ちゃんと犬が笑顔で暮らせる、安心でやさしい毎日が続きますように。
柴犬モフとの暮らしで実際に得た知識も取り入れながら、
これからも役立つ情報を発信していきます。
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